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2024.07.31

組立の仕事内容を徹底解説!メリット・デメリットや向いている人の特徴も紹介

組立の仕事内容を徹底解説!メリット・デメリットや向いている人の特徴も紹介

目次

「求人サイトで組立の仕事をよく見かけるけれど、具体的な仕事内容がよくわからない」という方も多いのではないでしょうか。実際、組立の仕事は業種や工場によって大きく異なります。入社後に後悔しないためには、求人に応募する前に、疑問や不安を解消しておくことが大切です。

そこで本記事では、組立の仕事内容や、働くうえでのメリット・デメリットについてわかりやすく解説していきます。また後半では、組立の仕事に向いている人の特徴も紹介するため、工場での組立作業に興味がある方はぜひ参考にしてください。

工場における組立作業とは

工場における組立作業とは、生産された部品を図面に従って組み合わせ、製品として仕上げる仕事のことです。組立作業を大きく分けると、手作業とレーン作業の2種類があります。

手作業による組立は、作業者が工具を使用し、一つひとつ丁寧に部品の組立を行う作業です。主に細かな部品を扱う際に実施されます。

一方、レーン作業はベルトコンベアに乗って流れてくる部品を、決められた手順に従って次々と組み立てる作業です。レーン作業は、手作業と比べて効率的に組立を行えるため、大量生産に適しています。

組立の代表的な仕事内容3選

一口に組立と言っても、取り扱う製品や部品によって仕事内容は異なります。ここでは、工場の組立作業で多い仕事内容を3つ紹介します。

  • 機械系
  • 電子部品
  • プラスチック製品

機械系

機械系の組立では、自動車や建設機械、産業機械など、大型機械の組立作業を行います。組立作業の工程が多岐にわたる場合、組み立てる部品ごとに担当部署が分けられているのが一般的です。

たとえば、自動車の組立作業では、その大部分がロボットによって行われますが、人の手で行う部分もあります。作業者はベルトコンベヤの前に立ち、割り当てられた部品を次々と取り付けていきます。重量のある大きな部品を取り扱うこともあり、体力が必要な作業です。

電子部品

電子部品の組立では、ベルトコンベヤで運ばれてくる基板に、ネジやはんだごてを使ってICチップなどの部品を取り付けていきます。業種によっては、基板にシールを貼るといった単純作業もあります。ミリ単位の精密部品を正確に組み立てる必要があり、組立作業のなかでも特に手先の器用さと集中力が求められる作業です。

基盤にホコリやゴミが付着しないように、工場によってはクリーンルームで作業を行うことがあります。クリーンルームとは空気中に浮遊するホコリなどを除去し、温度・湿度を快適な状態に保った作業室のことです。

作業者は作業服と手袋、帽子、マスクで全身を覆い、さらにクリーンルームの出入り口でエアシャワーを浴びて、体に付着した汚れを落とします。このような厳重な管理体制の下で、電子部品の組立が行われます。

プラスチック製品

プラスチック製品の組立では、機械部品や食品容器、日用雑貨などのプラスチック製品の組立を行います。製品を型取りしたものをカッターで切り取る、ウレタンシートを貼るなど、さまざまな作業を行いますが、基本的に取り扱う製品や部品は軽量です。

さらに、作業もシンプルであることが多いため、体力に自信がない方や未経験者でも挑戦しやすいと言えます。

組立として働くメリット

組立の仕事が自分に合っているどうかを判断するために、そのメリットについて把握しておくことが大切です。組立として働く主なメリットは、以下のとおりです。

  • 未経験でも働ける
  • 手に職をつけられる
  • 人との関わりが少ない

特別なスキルや資格は不要で、年齢や学歴が不問の求人も多いため、他業種から転職してきた人でも挑戦しやすくなっています。また、仕事を通じて組立に関する知識やスキルを身につけられることから、手に職をつけられる点もメリットです。

以下の記事では、組立として働くメリットをより詳しく説明しています。興味がある方はぜひ併せてご覧ください。

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組立として働くデメリット

組立の仕事には、未経験でも働きやすく、手に職をつけられるなど、さまざまな魅力がある一方、デメリットも存在しています。組立として働く主なデメリットは、以下のとおりです。

  • 作業が単調
  • 体力が必要
  • 生活が不規則になることも
組立作業は、基本的に同じ作業を繰り返すため、作業に飽きてしまうことがあります。また、立ち仕事が多く体力が必要なうえに、同じ姿勢が続いて足のむくみや腰痛などを引き起こすことがある点もデメリットです。さらに、シフトによっては生活リズムが乱れてしまい、慣れるまでは体調を崩すこともあります。

以下の記事では、組立として働くデメリットをより詳しく説明しているため、ぜひ参考にしてください。

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組立の仕事に向いている人の特徴

組立の仕事には向き不向きがあり、向いている人にとっては働きやすくやりがいのある仕事ですが、向いていない人は苦痛に感じることもあります。「自分に合っていない…」と後悔しないために、向いている人の特徴について把握しておきましょう。

  • コツコツ作業を続けられる人
  • ものづくりが好きな人
  • 人間関係に煩わされたくない人

組立作業では同じ作業を繰り返すため、単純作業の繰り返しでもコツコツ作業を続けられる人に向いています。自分なりに工夫して効率化を図れば、仕事に面白みを感じられるでしょう。

また、DIYやプラモデル作りが好きな人は、製品ができる過程を見ると愛着が沸き、作業がさらに楽しくなる可能性があります。

さらに、人間関係に煩わされたくない人にも、組立の仕事はおすすめです。一人で黙々と作業を続けるため、コミュニケーションやチームワークはそれほど求められません。

以下の記事では、組立の仕事が向いている人の特徴をより詳しく説明しています。面接の志望動機についても説明しているため、組立の仕事に就きたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

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組立の仕事内容に関するよくある質問

組立の仕事内容に関するよくある質問を紹介します。

組立の給与はどのくらい?

求人ボックス 給料ナビによると、正社員の機械組立工の平均年収は、約445万円です。月給に換算すると約37万円で、初任給は20万円程度が相場となっています。 また、派遣社員の平均時給は約1,450円で、アルバイト・パートの平均時給は約1,098円です。

組立の将来性は?

製造業ではAIやロボットの導入が進んでいますが、人の作業を必要とする現場がまだまだ多いのが現状です。人の手だからこそできる作業があり、組立の将来性はまだまだあると考えられます。

まとめ

組立の仕事は、未経験でも始めやすく、手に職をつけられる魅力的な仕事です。作業が単調である、体力を必要とするというデメリットもありますが、コツコツと作業を続けられる人やものづくりが好きな人はやりがいを感じられるでしょう。また、人間関係に煩わされたくない人にもおすすめの仕事です。 製造業ではAIやロボットの導入が進んでいるものの、人の手が必要とされる現場はまだまだ多いです。組立の仕事に興味がある方は、 工場求人ワールドで気になる求人を探してみて、ぜひ応募してみてください。