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2024.07.31

日勤帯とはどんな働き方?メリット・デメリットや向いている人の特徴を解説

日勤帯とはどんな働き方?メリット・デメリットや向いている人の特徴を解説

目次

多くの人にとって、働き方を選ぶ際に悩むのが勤務時間帯ではないでしょうか。日勤帯はもっとも一般的な働き方ですが、本当に自分に合っているのかどうかを判断するのは難しいですよね。

そこで本記事では、日勤帯とはどのような働き方なのか、日勤帯で働くメリット・デメリットについてわかりやすく解説します。日勤帯での働き方が向いている人の特徴も紹介するため、日勤帯での勤務を検討している方はぜひ参考にしてください。

日勤帯とはどんな勤務形態?

日勤帯とは、一般的に昼間の時間帯に働く勤務形態のことです。具体的な勤務時間は会社や工場によって異なりますが、多くの場合は8時から17時、または9時から18時(休憩1時間を含む)となっています。

なお、工場のなかには、二交代制や三交代制という勤務形態を導入しているところもあります。それぞれの概要をまとめると、以下のとおりです。

勤務形態

概要

日勤帯

日勤帯 昼間の時間帯に働く勤務形態。たとえば、8時から17時まで働く

二交代制

日中と夜間の勤務を交互に繰り返す勤務形態。たとえば、ある日は8時から20時までの日勤シフトで働き、休日を挟んだあとは20時から8時までの夜勤シフトで働く

三交代制

 1日を日勤、準夜勤、深夜勤の3つの時間帯に分かれて働く勤務形態。たとえば、ある週は8時から16時までの日勤シフトで働き、翌週は16時から24時までの準夜勤シフト、さらにその翌週は24時から8時までの深夜勤シフトというように、定期的にシフトを交代しながら働く

以下の記事で二交代制についてより詳しく説明しています。二交代制のメリットやデメリットについて知りたい方はぜひ併せてご覧ください。

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二交代勤務の働き方を徹底解説!メリット・デメリットについても紹介

日勤帯で働くメリット

日勤帯で働く主なメリットは、以下のとおりです。

  • 規則正しい生活を送れる
  • プライベートの予定を合わせやすい

規則正しい生活を送れる

日勤帯で働く最大のメリットは、規則正しい生活リズムを維持できることです。毎日決まった時間に起床し、日中に仕事をこなすことで体内時計が整い、心身ともに健康的な状態を保ちやすくなります。また、体内時計が整っていると、休日も自然と早起きできるため、朝早くから時間を有効に活用できる点も魅力です。

プライベートの予定を合わせやすい

日勤帯で働く場合、夕方以降や休日は自由に使える時間が多いため、プライベートの予定を立てやすい点もメリットです。夕方に仕事が終わるため、帰宅後は家族と夕食を楽しんだり、友人と近くの飲食店で食事を共にしたりと、充実した時間を過ごせます。また、夜にしっかりと睡眠時間を確保すれば、休日は朝早くから遠出するなど、アクティブな予定を入れることも可能です。

日勤帯で働くデメリット

これまで日勤帯で働くメリットについて説明しましたが、日勤帯での勤務にはデメリットも存在しています。日勤帯で働く主なデメリットは、以下のとおりです。

  • 夜勤よりも給与が低い
  • 市役所や病院などに行きにくい

夜勤よりも給与が低い

労働基準法では、深夜(22時から5時まで)に労働した場合、通常の賃金に加えて25%の割増賃金を支払うことが義務付けられています。日勤帯の給与は夜勤帯に比べると低くなる傾向にあり、できるだけ多くの収入を得たい人にとっては、デメリットに感じられるかもしれません。

たとえば、8時から17時(休憩1時間含む)までの日勤帯と、21時から7時(休憩2時間含む)までの夜勤帯に働いた場合の賃金を比較してみましょう。基本時給を1,500円 とすると、日勤帯の8時間労働の賃金は以下のとおりです。

1,500円×8時間=12,000円

一方、夜勤帯の場合、22時から5時までの深夜労働時間帯は割増賃金の対象となります。そのため、8時間労働の賃金は以下のとおりです。

21時から22時前、5時から7時まで:1,500円×3時間=4,500円
22時から5時まで:(1,500円×1.25)×5時間=9,375円
合計:4,500円+9,375円=13,875円

つまり、同じ8時間労働でも、日勤帯と夜勤帯では1,875円もの賃金差が生じるのです。この差額は、長期的に見ると大きな金額になることから、収入面では夜勤帯で働くほうが有利だと言えます。

市役所や病院などに行きにくい

日勤帯の勤務時間は、市役所や銀行、病院などの公共機関が開いている時間と重なっているため、これらの機関を利用する際には不便さを感じることがあります。

たとえば、市役所で各種手続きを行なったり、銀行でローンの相談をしたりする場合には、有給休暇を取得するか、早退する必要があるのです。

また、子育て中の親にとっては、平日の日中に開催される学校行事への参加が難しいという問題も生じます。

日勤帯に向いている人の特徴3選

日勤帯で働くメリット・デメリットを踏まえて、日勤帯での働き方が向いている人の特徴を紹介します。

規則正しい生活を送りたい人

日勤帯を採用している仕事では、朝は決まった時間に起きて出勤し、夕方には仕事を終えて帰宅するという規則正しい生活を送れます。

もともと朝型の人や、早寝早起きの習慣を身につけたい人にとっては、日勤帯はまさに理想的な働き方と言えるでしょう。

家族や友人との時間を確保したい人

日勤帯に働くと、夕方以降や休日に自由な時間を確保できるため、家族との時間を大切にしたい人におすすめです。仕事が終われば、家族そろって夕食を楽しんだり、休日には一緒にショッピングや旅行に出かけたりと、充実した時間を過ごせます。

また、日勤帯での勤務は多くの企業で採用されており、友人との時間を確保したい人にも適しています。同じ勤務時間帯で働く友人とは仕事終わりに予定を合わせやすく、一緒に食事を楽しめるでしょう。

同僚・上司と積極的にコミュニケーションを取りたい人

日勤帯は、同じ職場で働く従業員の数が比較的多いため、自然と同僚とのコミュニケーションの機会が増えます。休憩時間や仕事の合間に、気軽に会話を交わせるでしょう。

また、日中の勤務時間帯は、管理職の人も同じタイミングで働いていることが多いです。仕事の進捗報告やちょっとした相談など、直接顔を合わせてのやり取りがしやすい環境となっています。

これらのことから、日勤帯は人間関係を築きやすく、同僚や上司とのコミュニケーションを大切にしたい人におすすめです。

日勤帯に関するよくある質問

日勤帯に関するよくある質問を紹介します。

日勤帯だけ働くことはできる?

工場や求人によっては、日勤のみの勤務が可能な場合があります。工場求人ワールドでは、日勤帯のみで働ける求人を多数取り扱っているため、自分の希望に合った仕事が見つかるでしょう。

日勤と昼勤の違いは?

日勤と昼勤は呼び方が違うだけで、基本的な勤務時間はほとんど同じです。ただし、二交代制や三交代制を採用している工場のなかには、日勤と昼勤で勤務時間の異なるところもあるため、求人情報をよく確認することが大切です。

まとめ

日勤帯での勤務はもっとも一般的な働き方ですが、誰にでも向いているわけではありません。メリット・デメリットを把握したうえで、自分に合っているかどうか見極めることが重要です。

日勤帯での勤務には、規則正しい生活を送れる、プライベートの予定を合わせやすいなどのメリットがある一方で、夜勤よりも給与が低い、市役所や病院などに行きにくいというデメリットもあります。このことから、規則正しい生活を送りたい人や、家族や友人との時間を大切にしたい人などにおすすめの働き方です。

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