転職
2024.06.27

転職初日の挨拶で気をつけることは?入社時の自己紹介や一言スピーチで使える例文

転職初日の挨拶で気をつけることは?入社時の自己紹介や一言スピーチで使える例文

目次

「転職初日の流れがわからなくて不安」
「どんな風に挨拶すればよいかわからない」

転職初日はこれから一緒に働く方々と初めて顔を合わせるタイミングだからこそ、最初の出だしを絶対に失敗したくないですよね。

本記事では、転職初日の流れや好印象につながり挨拶のポイント、初出勤日の注意点などを解説します。

実際に使える挨拶の例文も口頭・メール別に分けて解説しますので、転職初日を最高のかたちで締めくくりたい方はぜひ最後までご覧ください。

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転職初日の流れ

まずは、転職初日の流れを以下4つに分けて解説します。

  • 出社
  • 配属先の部署に移動
  • 入社の挨拶・自己紹介
  • 入社手続きや業務のオリエンテーション

転職初日を滞りなく進められるように、具体的な流れをしっかりと理解しておきましょう。

1.出社

出社当日は、服装に問題ないかをチェックしておきましょう。

新しいスーツに買い替えた場合は、タグやほつれなどが付いたままになっていないか確認しましょう。また、転職先の会社の社風によって異なりますが、初日からラフな服装だと「社会人マナーが低い」と考える方も一定数いるため、ジャケパンなどの着用は控える方がベターです。

また、入社前に人事から渡されていた必要書類などがあれば、前日のうちにカバンへ入れておきましょう。

2.配属先の部署に移動

転職初日は、人事担当が配属先の部署まで案内してくれます。自分のデスクに案内されたら、荷物を整理しましょう。

また、この段階で不明点がある場合は、人事担当へ確認しておくのも大切です。不明点はできる限りクリアにしたうえで、初日の業務をスタートさせましょう。

3.入社の挨拶・自己紹介

次に、配属先の部署全体に対して、入社の挨拶と自己紹介をしましょう。

この際は固くなりすぎないように意識して、簡潔にハキハキと話しましょう。

氏名、出身地、職歴、前職での経験、入社への意気込みなどを簡潔にまとめれば問題ありません。

4.入社手続きや業務のオリエンテーション

続いておこなうのは、入手手続きや業務のオリエンテーションなどです。

人事の指示に従って、社員証の受け取りや各種書類への記入などの入社手続きを進めてください。

また、社内メールや情報共有ツール、勤怠管理システムなどの社内システムの使い方について説明されます。業務の引継ぎがある際は、業務の流れも詳しく教えてもらえます。

最初はインプットする情報が非常に多い傾向のため、しっかりとメモを取り、わからない点があれば積極的に質問しましょう。

新しい職場で好印象を残す挨拶のポイント

続いて、好印象につながりやすい挨拶の5つのポイントを解説します。具体的には以下のとおりです。

  • 簡潔にまとめる
  • 明るい声で話す
  • 笑顔で話す
  • 謙虚な姿勢で話す
  • 具体的な自己紹介の内容を盛り込む

これらのポイントをふまえた挨拶ができれば、あなたの印象は好印象へ近付くはずです。詳しくみていきましょう。

簡潔にまとめる

最初の挨拶で、「何を伝えたいのか」という要点を簡潔にまとめておきましょう。

新たな職場での挨拶はあなたの自己紹介でもあるため、どうしても「あれもこれも伝えなきゃ」という思いが先行してしまうかもしれません。しかし、長々と話しすぎても逆に相手に負担がかかってしまうため、1分程度にまとめるのがおすすめです。

「何を伝えたいのか」を明確にして挨拶すれば、話の要点を簡潔にまとめられる人として周りからプラスの印象を持たれるでしょう。

明るい声で話す

新しい職場で好印象を残すうえで、明るい声で話すのは鉄則です。

「第一印象がその人のイメージを左右する」という言葉があるように、ファーストインプレッションでいかに自分の印象をよく見せるかが、その後のあなたの印象を決定づけます。そのうえで、声というのは相手の耳に直接届くものであるため、明るい声で話せば、あなたの印象自体が明るくなるはずです。

緊張して声が小さくなってしまわないように、明るくハキハキと話すようにしましょう。どうしても緊張してドモっしまう方は、ゆっくりとしたペースで話しても大丈夫です。

明るい声で言葉を発し、あなた自身の印象をプラスの方向へ導いていきましょう。

笑顔で話す

明るい声と同じくらい重要な要素が、笑顔で話すことです。

笑顔は、相手に対して「警戒心がない姿勢」を伝える自己表現の一環であり、笑顔を見せてくれた人に対して、ほとんどの方はマイナス印象を持ちません。いわば、笑顔は良好な人間関係を築くために大切なコミュニケーション手段のひとつであると認識しましょう。

笑顔を浮かべるのがどうしても苦手だったり、表情が引き攣ってしまったりする方は、話す時に口角だけでも上げるように意識してみてください。真顔でいる状態よりも、口角を上げた方が印象がグンと良くなります。

笑顔で話すように意識して、相手に対してオープンかつ友好的な姿勢があることを表現しましょう。

謙虚な姿勢で話す

転職初日は、謙虚な姿勢での挨拶を心がけてください。

過去の経験などにかかわらず、新しい職場において最初は誰もが新人です。過去の経験などはすべてクリアにして、新人である事実を忘れずに、謙虚な姿勢で挨拶しましょう。

謙虚な姿勢を示せれば、そのひたむきさがあなたの印象をグッと良くしてくれるはずです。

具体的な自己紹介の内容を盛り込む

自己紹介へ、具体的な内容を盛り込む工夫も重要です。

単に「よろしくお願いします」と言うだけでなく、自分がどのような仕事に興味を持っているのか、どのように貢献したいのかなどを具体的に話すようにしましょう。

企業はどのような貢献を求めているのかを把握するために、入社前に転職先企業のWebサイトなどで会社概要や事業内容を調べておきましょう。

入社挨拶の例文4選

次に、入社挨拶の例文を口頭・メールのケース別に分けて紹介します。

口頭挨拶の例文

  • 未経験の業種へ転職した場合
  • 同業種へ転職した場合

メール挨拶の例文

  • 未経験の業種へ転職した場合
  • 同業種へ転職した場合

実際の挨拶でも活用できる内容ですので、ぜひ参考にしてみてください。

口頭挨拶の例文

まずは、口頭挨拶の例文をパターン別に解説します。

未経験の業種へ転職した場合

【例文】
おはようございます。
本日から入社させていただく、◯◯と申します。
前職では、△△業界で××職として働いておりました。
今回、始めて◻︎◻︎業界にチャレンジいたしますので、
最初は不慣れな点も多く、ご迷惑をおかけするかと思いますが、
一日でも早くお役に立てるよう、精いっぱい努めてまいります。

未経験の業種へ転職する際は、「一日でも早く仕事に慣れるように頑張りたい」という意気込みを言葉でアピールする姿勢が重要です。謙虚さと熱意を込めた挨拶ができれば、周囲にやる気が伝わり、好印象を残せるでしょう。

同業種へ転職した場合

【例文】
おはようございます。
本日から入社させていただく、◯◯と申します。
前職では、△△業界で××職として5年間の経験を積みました。
課長職を通じて培ったマネージメント経験を最大限活かして、
一日でも早く、営業部を支えるチームを構築してまいります。

同業種へ転職する場合は、前職の経験年数や職種、役職などを端的に伝えましょう。過去の経験をアピールすれば、期待の新人として周りに印象を残せるはずです。最後に、過去の経験を活かして会社にどんな貢献をしたいのかを伝えれば完璧です。

メール挨拶の例文

次に、メール挨拶の例文をパターン別に解説します。

未経験の業種へ転職した場合

【例文】
初めまして。
本日より入社し、営業部に配属されました◯◯と申します。

前職では、△△業界で××職として働いておりました。

◯◯業界で働くのは今回が初めてとなりますので、
最初はご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、

1日も早く戦力になるよう頑張りますので、
ご指導ご鞭撻のほど、何とぞよろしくお願いいたします。

メールでの挨拶においても、伝えるべき内容は口頭挨拶とほとんど変わりません。しかし、口頭では長く感じなかった文章も、テキストにすると長く感じる場合もあります。適宜改行を入れて、見やすいようなレイアウトづくりを心がけるとよいでしょう。

同業種へ転職した場合

【例文】
始めまして。
本日より入社し、総務部に配属となりました◯◯と申します。

これまでは、3年間不動産会社の事務職に就いておりました。

最初は不慣れなことも多いかと思いますが、
前職での経験を最大限活かし、業務をスムーズに進めることによって、
縁の下の力持ちとして活躍できるよう、精いっぱい努めてまいります。

よろしくお願いいたします。

同業種への転職においても、未経験のケースと同様のことがいえます。一点、テキストでのあいさつは表情が見えないため、口頭でのあいさつよりも感情が伝わりにくい傾向です。同業種へ転職する場合、過去の経験をテキストにする際に高圧的な印象にならないよう、謙虚さを特に意識しましょう。

転職初日までに確認しておくこと

次に、転職初日までに確認しておくべきポイントを解説します。具体的には以下のとおりです。

  • 持ち物
  • 出社時間・出社場所
  • 服装規定
  • 昼食場所

「備えあれば憂いなし」という言葉があるように、事前確認と準備が、転職初日を滞りなく進めるうえで役立ちます。詳しく解説していきます。

持ち物

特定の指定がない限り、持ち物に関しては基本的には以下を揃えておけば大丈夫です。

  • 筆記用具
  • メモ帳
  • ハンカチ
  • ティッシュ
  • 常備薬
  • 財布
  • スマホ

加えて、スマホの充電器も持っておくと、いざという時にも安心です。普段スマホの音をONにしている方は、就業中はマナーモードにして音が鳴らないように気をつけましょう。

出社時間・出社場所

始業・終業時間、休憩時間などを事前に確認しておきましょう。フレックスタイム制やコアタイム制などがあれば、その詳細も把握しておくと安心です。

また、スムーズに出勤するためにも、会社の住所だけでなく、ビルの場所、最寄り駅からのアクセス方法、なども確認しておきましょう。Googleマップなどで事前に確認する方法をおすすめします。

服装規定

会社の雰囲気や職種によって、服装規定は異なります。

あらかじめ、スーツが必須なのか、ビジネスカジュアルで良いのかを人事へ確認しておく行動が鉄則です。

また、クールビズの時期に入社する際は、基本的には夏の時期限定の服装規定になるため、しっかりと確認しておきましょう。

昼食場所

社内に食堂がある場合は、利用時間などを確認しておきましょう。

お弁当を持参する場合は、電子レンジや冷蔵庫の使用が可能かどうか確認しておくと安心です。

社内に食堂がない場合は、周辺の飲食店を調べておくと便利です。

中途入社の初出勤日に気をつけたい心得5つ

続いて、中途入社の初出勤日に気をつけたい5つの心構えを解説します。

具体的には以下のとおりです。

  • 清潔感のある服装で出社する
  • 時間に余裕を持って家を出る
  • 笑顔で積極的にコミュニケーションを取る
  • 初出勤日に聞いた話はメモを取る
  • 遠慮せずに質問する

これらのポイントをしっかり押さえて、初出勤日を乗り切りましょう。

清潔感のある服装で出社する

転職初日は、よい印象を残すように意識してみてください。最初の第一印象がその後のあなたのイメージを大きく左右するため、周囲を不快にさせないような清潔感のある服装を選びましょう。

スーツはもちろんですが、髪型や靴なども清潔感のあるものを選ぶのが鉄則です。女性であれば、アクセサリーは派手すぎないシンプルなものに留めておきましょう。

スリーピースや明るすぎるスーツ、ジャケパンは派手な服装は控え、会社の雰囲気に合った服装を心がけてください。

時間に余裕を持って家を出る

どれだけ行き先を調べておいても、電車の遅延や車の渋滞などの予想外のトラブルで会社に着くまでの時間が延びるケースも考えられます。

時間に余裕を持って家を出発し、焦らず落ち着いて行動できるようにしておきましょう。

初日は、できれば出勤時間の30〜40分前には現地に到着するスケジュールで動くのがおすすめです。そうすれば、仮に遅延や渋滞などのトラブルに見舞われても焦らずに済みます。

無事早めに着いた際は、近くのカフェなどで過ごし、気持ちに余裕を持って初日を迎えられるでしょう。

笑顔で積極的にコミュニケーションを取る

たとえ緊張していても、まずは笑顔で挨拶をしましょう。

笑顔で積極的にコミュニケーションを取れば、周囲の方との距離を縮めやすくなります。距離が縮めば、仕事に関する不明点なども聞きやすくなるため、仕事に早く慣れるきっかけも掴めるはずです。

また、笑顔でコミュニケーションを取れば周囲にも馴染みやすくなるため、初日以降もあなた自身が働きやすさを感じやすくなるでしょう。

初出勤日に聞いた話はメモを取る

最初のオリエンテーションや研修で聞いた話は、早く仕事に慣れるためにも非常に重要です。細かくメモを取れば、後から振り返りやすく、仕事に慣れるまでのスピードも早まるでしょう。

多くの場合、オリエンテーションや研修時に説明資料をもらえます。その資料内に書かれておらず、人事や研修担当が口頭でのみ説明してくれた内容を中心にメモしましょう。

遠慮せずに質問する

わからない内容があれば、遠慮せずに質問しましょう。質問して疑問を解消できれば、早く仕事を覚えられるため、どんな些細なものでも構いません。

なお、質問内容に対する回答は、必ずメモを取るようにしましょう。また、一度聞いた質問を再び聞いてしまわないように気をつけてください。

まとめ

本記事では、転職初日の流れや好印象につながる挨拶のコツ、初出勤日の注意点などについて解説しました。
転職初日は緊張するものですが、あなたの印象を大きく決定づけるタイミングだからこそ、「いかに好印象を残せるか」が鍵となります。本記事で解説した内容をふまえて、あなたオリジナルの挨拶を用意してください。
「工場求人ワールド」 では、転職にまつわるさまざまコラムも取り扱っておりますので、今よりも転職活動をスムーズに進めたい方はぜひ参考にしてみてください。

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