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「履歴書の職歴の書き方を知りたい」
「職歴が多い場合はどうやって書いたらいいの?」
このようなお悩みをお持ちではないでしょうか。
履歴書の職歴の書き方は、ある程度型が決まっています。また何点かルールがありますが、難しくはないため、覚えておくと良いです。
本記事では履歴書の職歴の書き方と注意点について解説します。さらに、ケース別の記載方法を紹介するので、どのような職歴の人でも参考にできるでしょう。転職を検討しており、履歴書の職歴欄の書き方を知りたい人は、ぜひ最後までお読みください。
履歴書の職歴の書き方
履歴書は、主に以下の画像に記載されている内容を記載します。
今回は項目別に書き方のポイントを解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
学歴は高校から記入する
一般的に履歴書は、学歴から記入します。明確な決まりはありませんが、義務教育以降の高校入学から記入するのが一般的です。
最初の行に「学歴」と記入し、入学と卒業で分けて書きましょう。
職歴は1行ずつ「入社」と「退職」を記入する
学歴の後に1行空けて「職歴」と記入します。転職経験がある場合は、入社と退職を1行ずつに分けて書きましょう。
退職の場合は、自己都合か会社都合かによって書き方が変わります。キャリアアップなどを目的とした退職の場合は、自己都合に当たるため「一身上の都合により退職」と記載します。会社が倒産したり、リストラを言い渡されたりしたなどの場合は会社都合に当たるため「会社都合により退職」と記載するのが一般的です。
職歴の最後は「現在に至る」と記入する
勤務先に在職している場合は、職歴を書き終えた後に「現在に至る」と記入します。最後に右詰めで「以上」と記入して、職歴の記載は完了です。
履歴書に職歴を書く際の注意点
履歴書に職歴を書く際は、以下の3点に注意しましょう。
- 学校名や会社名は正式名称で書く
- 入社・退職年は西暦か元号で統一する
- 学歴・職歴を省略しない
1つずつ解説します。
学校名や会社名は正式名称で書く
学校名や会社名は、正式名称で書いてください。よくある記載ミスは以下のとおりです。
- 「高等学校」を「高校」と記載している
- 大学や専門学校の学科やコース名を記載していない
- 「株式会社」を(株)と記載している
文字数が多くなりますが、必ず正式名称で書くようにしましょう。
入社・退職年は西暦か元号で統一する
入社・退職年は、西暦か元号かで統一します。記載方法がバラバラだと、採用担当者が読みにくいからです。
特に明確な決まりはないため、欄の大きさや書きやすさなどで判断しましょう。
学歴・職歴を省略しない
「職歴が多いと転職で不利になるかもしれない」という理由で、学校名や企業名を省略する人がいます。しかし、学歴・職歴は省略してはいけません。最悪の場合、詐欺だと捉えられる可能性があります。アルバイトや契約社員などの場合も、省略せずに記載するのが一般的です。
【ケース別】履歴書の職歴の書き方例
履歴書の職歴欄の書き方は、経歴や勤め先によって異なります。今回は6つのケース別に、書き方例を解説します。
- 職歴が多くて欄内に書ききれない場合
- 派遣・契約社員の経歴がある場合
- アルバイト・パートの経歴がある場合
- 一般企業に勤めていない場合
- 勤務先の社名が変更した場合
- 出向・転籍をした場合
当てはまる人は、ぜひ参考にしてみてください。
職歴が多くて欄内に書ききれない場合
転職の回数などが多い場合、欄内に職歴をすべて書ききれない可能性があります。しかし、原則として職歴を省略してはいけません。
対処法としては「入社・退職を同じ行に書く」「職歴欄の多い履歴書を使う」などがあります。
【書き方例】
20xx年 4月 株式会社〇〇入社(20xx年 3月 一身上の都合により退職)
20xx年 4月 株式会社〇〇入社(20xx年 10月 会社都合により退職)
派遣・契約社員の経歴がある場合
派遣社員の場合は、以下が分かるように記載するのが一般的です。
- 派遣元
- 派遣先
- 業務内容
- 就業期間
派遣社員は派遣元のスタッフのため「入社」ではなく、「〇〇株式会社に派遣」「〇〇会社に勤務」などと記載します。
契約社員の場合は「株式会社〇〇入社(契約社員)」と記載しましょう。退職の場合は「契約期間満了のため退職」と書きます。
【書き方例】
20xx年 4月 株式会社〇〇に派遣スタッフとして登録、△△株式会社に派遣、営業事務として勤務
20xx年 3月 派遣期間満了につき退職
20xx年 4月 株式会社〇〇入社(契約社員)
20xx年 3月 契約期間満了につき退職
アルバイト・パートの経歴がある場合
アルバイトやパートの場合は、空白期間のつなぎが目的でなければ、企業名や業務内容を簡潔に記載しておくのがおすすめです。アルバイトやパートでの業務内容が応募先と関連がある場合は、アピールにもなります。記入の際は「アルバイト」「パートタイム」と、雇用形態も併せて記載しましょう。
【書き方例】
20xx年 4月 株式会社〇〇入社(アルバイト)
20xx年 3月 一身上の都合により退職
一般企業に勤めていない場合
一般企業に勤めていない場合は「入社」「退職」とは記載しません。当てはまる職業と書き方は、以下のとおりです。
公務員:入庁、退庁
医師・看護師:入職、退職
銀行員:入行、退行
テレビ局員:入局、退局
【書き方例】
20xx年 4月 〇〇病院入職
20xx年 3月 一身上の都合により退職
勤務先の社名が変更した場合
在籍当時から社名変更をした場合は、古い社名の後にカッコ書きで新しい社名を記載しましょう。
【書き方例】
20xx年 4月 株式会社〇〇(現:株式会社〇〇ホールディングス)入社
20xx年 3月 一身上の都合により退職
出向・転籍をした場合
出向した場合は、入社した会社の1行下に「子会社である株式会社△△へ出向」と記載します。
なお、出向先から戻った場合は「株式会社〇〇に帰任」と記載するのが一般的です。
【書き方例】
20xx年 4月 株式会社〇〇入社
20xx年 10月子会社である株式会社△△へ出向
20xx年 3月株式会社〇〇に帰任
20xx年 10月 一身上の都合により退職
まとめ
履歴書の職歴欄は、ある程度書き方が決まっています。本記事で紹介した書き方を参考に、自分の職歴に合うように記載しましょう。
また、学校名や会社名を正式名称で書く、西暦か元号で統一するなどのルールはきちんと押さえておくのがポイントです。
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