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2024.02.27

中途採用の面接でよく聞かれる質問と解答例6選!成功させるポイントや事前準備も解説

中途採用の面接でよく聞かれる質問と解答例6選!成功させるポイントや事前準備も解説

目次

転職活動を行ううえで、「中途採用の面接に合格するポイントを知りたい」「中途採用の面接ではどんな質問をされるのか気になる」という人もいるでしょう。中途採用は、基本的に流れや質問事項が決まっています。もちろん業界や企業によって多少の違いはありますが、きちんと準備をしておけば当日慌てて困ることはありません。

本記事では、中途採用でよく聞かれる質問や回答方法、面接を成功させるポイントを解説します。事前準備を行い、中途採用の面接を突破しましょう。

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中途採用の面接の流れ

中途採用の面接当日は、主に以下のような流れで進みます。

1.自己紹介
2.転職理由
3.志望動機
4.自己PR
5.逆質問

中途採用の面接は、通常2~3回行われるケースが多いです。企業によって異なりますが、各面接の担当者のレイヤーについても確認しておきましょう。

  • 一次面接:人事部の採用担当者
  • 二次面接:入社した場合の部署の責任者
  • 最終面接:役員や社長

一次面接は、上に通しても恥ずかしくないようにビジネスマナーなどを中心に見られています。二次面接は、スキルや経験が足りているかなどを確認している場合が多いです。最終面接は、将来のビジョンや入社意欲などをチェックしています。

段階によってチェックポイントが異なるため、そのポイントに合わせてきちんと準備をしておくのが大切です。

中途採用の面接でよく聞かれる質問と解答例6選

中途採用の面接でよく聞かれる質問を、回答例と併せて紹介します。

  • 自己紹介
  • 転職理由
  • 志望動機
  • 自己PR
  • 応募要項や雇用条件の確認
  • 逆質問

業界や企業によっては順番が入れ替わったり、質問が増えたりする可能性はありますが、一般的な質問のため準備しておくと安心です。

自己紹介

自己紹介を通して企業がチェックしているポイントは、以下の3つです。

  • 求職者の人柄
  • 簡潔に話すスキル
  • コミュニケーション能力

また、求職者の緊張をほぐす、アイスブレイクの役割も担っています。

自己紹介といっても合否の判断に関わってくるため、きちんとポイントを押さえることが面接突破の秘訣です。自己紹介は1分〜3分以内で簡潔にわかりやすく話しましょう。

短い時間の中でも実績や成果、応募先の企業で活かせるスキルなどを交えると、その後の質疑応答がスムーズです。

また「自己紹介をしてください」と言われた際は、面接の機会を設けてもらったお礼を伝えると、好印象につながります。

Q.経歴や実績を交えながら自己紹介をお願いします。

A.本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。佐藤太郎と申します。

私は食品会社の株式会社△△で、3年間営業職として勤務してまいりました、コミュニケーション力と相手に寄り添った提案で取引先の信頼を勝ち取り、新卒の中で営業成績1位を獲得した経験がございます。前職で培った強みを活かして、御社でも即戦力になれるのではないかと考えております。

転職理由

  • 面接官が転職理由を聞く理由は、主に以下の3つです。
  • 転職理由が自社で解決できるか
  • 同じ理由でまた退職してしまわないか
  • 自社との相性はいいか

前職への不満から転職する人が多い点は、面接官も理解しています。しかしネガティブをポジティブに変換して伝えられるかどうかが大切です。前職の愚痴になってしまうと「うちの悪口も言う人なのかな」と判断される可能性があります。

ネガティブな転職理由でも、面接官が納得できる理由であれば、問題はないでしょう。

Q.今回転職したいと思った理由を教えてください。

A.前職はやりがいをもって働いていましたが、年功序列の風潮があり、努力しても成果に結びつきづらい状況でした。

将来的なキャリアアップを考えたとき、自分の成果を正しく評価してくれる会社で働きたい気持ちが強くなり、今回転職活動を行っています。

志望動機

志望動機は、最も入念に準備をしておくべきです。企業は主に以下の3つをチェックしています。

  • 自社への熱意があるか
  • 長く働いてくれるか
  • 企業研究が十分かどうか

企業は自社に魅力を感じており、長く働いてくれる人材を求めています。「なぜうちに入社したいのか」を聞くことで、求職者と企業のニーズがマッチしているかを判断しているのです。

「応募先の企業でなければならない理由」を明確に伝えられると、説得力のある志望動機が完成します。

Q.弊社を志望する理由を教えてください。

A.御社は、飲料メーカー業界の中でも売上が最も大きいと伺っています。売上を上げる理由はさまざまあると思いますが、営業の力は必要不可欠なのではないかと考えております。

私は前職も営業職でしたが、小さい会社だったため社会に影響を与えるほどの売上達成を経験したことがありません。今後のキャリアを考え、業界売上1位の御社で経験を積みたいと考えております。今まで培ってきた営業スキルを活かし、御社に貢献できると自負しております。

自己PR

自己PRは志望動機と混合しやすいですが「自分の強みを活かしてどのように貢献できるか」をチェックしています。

企業は中途入社の人に対して、基本的に即戦力を求めています。そのため前職での経験や成果をもとに、どのように貢献できるかをアピールすることが重要です。

自己PRを具体的なものにするためには、自己分析が効果的です。自分の人生の棚卸しを行い、強みやアピールポイントをどう活かせるかどうかを深掘りしましょう。

Q.これまでの経験を踏まえて自己PRをお願いいたします。

A.私の強みは、コミュニケーション力です。

前職の営業では、取引先の課題を解決するためにはまず、自分の人柄を信頼してもらうことが大切だと考えました。打合せ時は笑顔と柔らかい言葉遣いを心がけ、帰宅後には必ずお礼のメールを送っておりました。

コツコツと続けた結果、人柄を信頼してもらえ、取引先の方から悩みや疑問をお話ししていただけるようになりました。その結果が、新卒の売上成績1位にもつながったと感じております。御社でも私の強みであるコミュニケーション力を活かして、顧客の課題解決に取り組んでいきたいと考えております。

応募要項や雇用条件の確認

雇用条件は、主に勤務条件のすり合わせですが、入社に対する熱意もチェックされているため、油断は禁物です。

例えば、全国転勤の可能性がある会社に応募しているのに「転勤は絶対にしたくない」と答えてしまうと合格は難しいでしょう。

志望動機や自己PRのように深く考えなくてもいいですが、会社の方向性とずれないような回答を心がけることが大切です。

Q.転勤の可能性がありますが大丈夫でしょうか。

A.転勤の可能性は承知の上で応募しておりますので、問題ございません。

Q.採用となった場合、いつ頃入社いただけるでしょうか。

A.現在、離職中のため、御社に合わせて入社できます。

逆質問

逆質問は、求職者から面接官に質問を行います。逆質問を促された場合は、必ず質問するようにしましょう。面接官は入社意欲を見ているため、何も質問がないと「熱意が低い」と判断する可能性があるからです。

また、待遇や福利厚生ばかり質問するのも、避けたほうが無難です。仕事内容よりも条件面を重視する人だと思われるとマイナスイメージになります。

Q.なにか質問はありますか。

A.入社後は、どのような部署でどんな仕事をさせていただけますか?具体的なイメージを教えていただけますと幸いです。

中途採用の面接を成功させるポイント

中途採用の面接を成功させるためのポイントは、以下の4つです。

  • 入退室は丁寧に行う
  • 結論から回答する
  • 焦らずゆっくりと話す
  • 面接官の反応を見ながら受け答えする

質疑応答の内容はもちろんですが、態度や受け答えなども合否の判定ポイントとして見られています。ポイントを1つずつ解説しますので、ぜひチェックしておきましょう。

入退室は丁寧に行う

入退室の態度は第一印象を左右するため、丁寧に行いましょう。入退室の一連の流れと気をつけるべき点は、以下のとおりです。

  • 名前を呼ばれたらドアを3回ノック。面接官から「どうぞお入りください」と言われてからドアを開けます。入室の際は「失礼いたします」と声をかけましょう。
  • 入室したらドアを閉めます。必ずドアの方を向いて閉めるようにしましょう。
  • 椅子の横に立ち、面接の機会を設けてもらったお礼と氏名を名乗ります。面接官から指示があるまで座ってはいけません。
  • 面接後は立ち上がり、お礼を述べてから退出します。退出前に再度お礼を述べてからドアを閉めましょう。

スキルや経験ではなく、ポテンシャル重視の第二新卒枠であっても、ビジネスマナーが備わっているかどうかはチェックされます。最後まで気を抜かずに行いましょう。

結論から回答する

受け答えの際は、結論から話すのがベターです。面接時間は限られており、面接官は時間を割いて対応しています。時間内でアピールしたいことをきちんと伝えるために、結論から話せるように練習しておきましょう。

面接で回答する際は、PREP法を意識するのがおすすめです。

  • P=Point(結論)
  • R=Reason(理由)
  • E=Example(具体例)
  • P=Point(結論)

型に当てはめるだけで、論理的な回答ができます。

焦らずゆっくりと話す

面接中は緊張のあまり、焦って早口になってしまう人もいるでしょう。しかし、焦って早口に話すと、面接官が内容を聞き取れない可能性があります。

普段のスピードよりも、ゆっくりと話すように心がけるのがポイントです。話すスピードは自分では気づきにくいため、友人やエージェントなど、第三者に見てもらうといいでしょう。

面接官の反応を見ながら受け答えする

面接官の反応に合わせて、回答の長さなどを調整できると尚いいです。緊張や用意してきた回答を言わなければと思うと、面接官の反応まで気が回らず、求める答えとズレている可能性もあります。

例えば、相槌や追加質問などがあれば詳しく説明するようにし、反対に興味がなさそうであれば予定よりも短く話すなど、臨機応変に対応しましょう。

また、受け答えはハキハキと相手の目を見て話すと好印象です。

中途採用の面接前に準備しておくこと

面接前日および当日は、以下の3点を必ず準備しておきましょう。

  • 身だしなみを整える
  • 持ち物チェックをする
  • 交通手段を調べておく

面接直前になって慌てないよう、余裕を持って準備をしておくのが大切です。

身だしなみを整える

身だしなみは第一印象を大きく左右します。男女別にポイントを見ていきましょう。

男性の身だしなみのポイント

男性はスーツが基本です。色はネイビーかダークグレーの無地で、シングルボタンのテーラードスーツが無難です。新卒採用で着用したリクルートスーツは「新人」「頼りない」という印象を与えるため、避けたほうがいいです。またシャツは白の無地を着用し、必ずアイロンを当ててください。

髪型は清潔感を重視し、寝グセやフケがないかどうかチェックしましょう。前髪は目に掛からないようにし、整髪料で整えます。

靴はレザーのビジネスシューズ、カバンはA4サイズの書類がすっぽり入る大きさが基本です。

女性の身だしなみのポイント 女性も男性同様、リクルートスーツは避け、ネイビ

女性も男性同様、リクルートスーツは避け、ネイビーかダークグレーの無地のスーツを着用します。スカート、パンツどちらでも問題ありませんが、丈やデザインは注意しましょう。スカートは膝丈で、タイト過ぎる、ダボダボのデザインは避けてください。

髪型は、ハーフアップやローポニーテールなどがおすすめです。男性同様、清潔感が大切なので、前髪は目に掛からないようにし、整髪料で整えましょう。

靴はシンプルな黒のパンプスがベターです。ヒールの高さは5〜7cmのものを選ぶと、足がきれいに見えるとされています。

持ち物チェックをする

面接に必要な持ち物は、必ず前日に準備しましょう。企業によって異なりますが、一般的に必要な持ち物は、以下のとおりです。

  • 履歴書、職務経歴書
  • 筆記用具
  • クリアファイル
  • 応募企業の資料
  • 携帯電話
  • 腕時計
  • 財布
  • ハンカチ、ティッシュ

事前に企業から送付されたメールなどで確認しておくと安心です。

交通手段を調べておく

前日までに電車の時間や駅からの所要時間を調べておきましょう。当日は余裕を持った行動を心がけ、万が一、遅延しても間に合うような時間に出発すると安心です。

15分前には面接会場に着いているように調整し、お手洗いで身だしなみを整えてから訪問するのがベストです。

中途採用の面接に関するQ&A

  • プライベートに関する質問にはどう答えればいいの?
  • 面接に遅刻しそうな場合はどうしたらいいの?
  • 面接の合否はいつわかるの?

プライベートに関する質問にはどう答えればいいの?

プライベートに関する質問は、アイスブレイクの意図で聞いている場合が多いため、正直に答えましょう。

ただし、結婚や出産などに関する質問は就職差別につながる可能性があるので、無理に答える必要はありません。厚生労働省では、面接時に配慮するべき質問項目をまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

参考:公正な採用選考の基本|厚生労働省

面接に遅刻しそうな場合はどうしたらいいの?

遅刻しそうだとわかった時点で、早急に連絡を入れます。理由を伝えた上で、先方の指示を仰ぎましょう。

数分の遅刻であれば、待ってくれる場合があります。大幅に遅刻する場合は、別日に設定する可能性もあるため、まずは連絡を入れるのが先決です。

面接の合否はいつわかるの?

企業や選考状況によって異なりますが、1週間〜10日で連絡が来るケースが多いです。不安な場合は問い合わせても問題ありませんが、失礼のないように注意しましょう。

まとめ

中途採用の面接は、新卒のときとは異なる対策が必要です。社会人としてのマナーやコミュニケーション力はもちろん、即戦力として力を発揮できるか、長く働いてくれそうかなどをチェックしています。
想定される質問は基本的に決まっているので、事前に回答を準備しておき、当日は焦らずゆっくりと答えるようにしましょう。

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